特定健診・特定保健指導
高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、特定健診・特定保健指導の実施が健康保険組合等の保険者に義務付けられています。
特定健診・特定保健指導は「メタボ健診」ともいわれ、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目し、生活習慣病の予防を目的として行っています。
※基本的に定期健康診断(労働安全衛生法)・人間ドックの検査項目には特定健診の項目が含まれています。
対象者
当年度40歳以上の被保険者及び被扶養者(被保険者の方は事業主が行う健診に含まれています)
実施期間
4月~翌年3月 <4月に40歳以上の被扶養者がいるご家庭へ健診案内を送付>
健診内容
基本部分:全ての項目が実施されて、初めて特定健診の実施とみなされます。
身体診察・計測 | 質問票、身長、体重、腹囲、BMI | |
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尿検査 | 尿糖、尿蛋白 | |
血液検査 | 脂質 | 中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール |
肝機能 | AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP) | |
血糖 | 空腹時血糖またはヘモグロビンA1c |
※やむを得ない場合、血液検査については随時血糖を用いることがあります。
詳細部分:医師が必要と判断した場合に実施
貧血検査 | 赤血球数、血色素量(ヘモグロビン値)、ヘマトクリット値 |
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心電図検査 | |
眼底検査(両眼) | |
血清クレアチニン検査(eGFR) |
実施方法
被保険者
会社の健康診断を受けてください。(会社の健康診断の項目に特定健診の項目が含まれています)
- <事業主様へ>
-
健康診断の結果データを当健康保険組合へ提出していただくことで特定健診受診に代えさせていただくことができます。
健診結果データは必ずご提出いただきますよう、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。※健診結果につきましては健診機関と調整していただき、電子媒体でのご提出にご協力ください。
※健診結果が紙媒体の場合は、必ず「質問票」を添付してください。
電子媒体の場合でも、「質問票」の内容がデータに含まれているか必ずご確認ください。
被扶養者・任意継続者
対象者には、特定健診の受診案内をご自宅に郵送します。(毎年4月)
下記の申込方法にある③つの中から受診方法を選択してください。
実施機関・申込方法
① 当健康保険組合の契約健診機関 で受診
② 近総協主催の近畿地区(約60ヵ所)での巡回健診を受診
- 同封の実施会場リストの中から、ご希望する会場または施設を選びます。
- 同封の申込書に必要事項をご記入してください。
- 封筒に封入して当健康保険組合宛て投函してください。
③ 受診券を利用して近隣の実施機関で受診
- 「特定健診実施機関」にアクセスして受診可能な実施機関を調べます。
- ご希望の健診機関に電話で受診日時などの予約をします。
- 健診当日、予約した健診機関窓口で受診券・質問票・健康保険証を提示し、特定健診を受けます。
費用
一部負担金額 1,000円
※医師の判断により実施される詳細部分などについては全額受診者負担となります。
- 「健診結果のコピー」と「質問票」の2点を当健康保険組合までご提出ください。
- 検査項目が不足している場合は特定健診を受診したことになりませんので、特定健診検査項目の「基本部分」が全て含まれているか必ずご確認ください。
【申込用紙】
特定保健指導を受けましょう
「特定健診」、「人間ドック」、「定期健康診断(特定健診対象者)」の結果および健診時に記入した質問票の回答内容から総合的に判定し、生活習慣病のリスクに応じて3つのレベル(積極的支援・動機付け支援・情報提供)に階層化し、必要な保健指導を行うことで健康を維持できるようにサポートします。特定保健指導の対象者となられた方は必ず受けてください。
対象者
当年度40歳以上の被保険者及び被扶養者
実施期間
4月~翌年3月
特定保健指導の主な階層化判定基準

支援内容
動機付け支援 | 生活習慣病の発症リスクが出始めた方に対して、専門家による生活習慣改善のための計画や取り組みを支援いたします。 |
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積極的支援 | 生活習慣病の発症リスクが高い方に対して、専門家による生活習慣改善のための計画を立て、3~6ヵ月にわたって継続的に支援いたします。 |
実施方法
被保険者は当健康保険組合から特定保健指導の対象者へ事業所を通じてご連絡いたします。
被扶養者、任意継続者については、当健康保険組合から直接ご連絡いたします。
費用
無料
詳しくは当健康保険組合までお問い合わせください。TEL:06-6763-1571